事実と真実

新あたしンちより

今日はあたしンちで、事実と真実の違いについてお話します。

バレンタインが近くなり、お母さんはふとトリュフチョコを見て、ある思い出を思い出します。

それは娘のみかんがトリュフチョコを作っていたのですが、お母さんはバレンタインに誰かにあげると思ってました。

しかしあまりに出来が悪く、ふと

「泥団子だね」

と言ってしまい、みかんが涙を流してしまいます。

お母さんはみかんを傷つけてしまったと思い、トリュフチョコを見ると切ない思いとなります。

しかし、今度はみかん側の話では、実は自分で食べようとして挑戦していたが、

「泥団子だね」

と言われたときに、確かにその通りだと笑ってしまい、笑いにこらえて涙が流れたのでした。

しかし、その時お母さんの表情は壮絶で

「泥団子食っとる」と勘違いされたと思い、トリュフチョコを見るたびにその思い出に笑ってしまうとのことでした。

このように、トリュフチョコに対して、同じ事実を共有しているのに、全く違う思い出となってしまいました。

事実だけを見ると、「みかんがトリュフチョコに挑戦」ですが

お母さんの視点では「みかんを傷つけてしまった思い出」

みかんの視点では「お母さんに勘違いされた面白い思い出」

となっています。

同じ現実を共有していても、このようにそれぞれが全く違う思いをすることを知っていると、すれ違いが減るかもしれません。

同じ言葉を使っていても今回のような「泥団子」が面白くも、傷つけたと凹むこともあるのですから。

「相手はどう感じているのだろう」

そこに疑問を持ってみると、全く違う視点の真実がみえるかもしれません。

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