抑圧された感情

あたしンちより

今回はあたしンちより「みかん、スッキリしない」

朝から何故かモヤモヤするみかん。その途中で昨日や以前の出来事を思い出し、色んな人に自分の思いをぶつけます。

おかあさんには昨日のおかずでもめたけど、人間性を否定してるわけではないこと。

服屋の店員さんには以前も服を進められて購入したことがあり、今度ははっきりと断ったこと。

クラスメイトの吉岡には、昨日言われた一言で傷ついたことを直接言ったりしました。

しかしそれでもモヤモヤするみかん。

その途中で歯医者の看板を見た時、今日は歯医者に行かないといけないからもやもやしていたことに気づきました。

吉岡は吉岡で昨日は話が盛り上がっていたのに何で今日になって怒られるのかともやもやする結果となりました。

人は辛いことや嫌なことがあるとずっとそれを抱えることがしんどくなってしまうために、無意識にそれを心の奥に押し込むことがあります。

それを「抑圧」といい、自分の心を守る「防衛機制」の一つと言われます。

みかんの場合だと下記の図のように昨日の事や以前の事が本当は言いたかったが言えなかったことに対してや、歯医者に行きたくない気持ちなど、ずっと意識しているとしんどくなりますので、そのことを心の中にしまっていたと考えられます。特に歯医者は本当に嫌だったのでより深く心の奥にしまい込んでいたのではないでしょうか。

しかし、無意識に押し込めることで意識せずにすむものの、心の奥にその気持ちや感情は心の中に確かに存在しています。

なのでふとした拍子に飛び出ることも十分に考えられます。今回はきっかけが続いていて、みかんの中から飛び出たのでしょう。

人は誰しも心を守るための防衛を無意識の内にしています。

心を守る防衛機制は様々ですが、今回の「抑圧」は最も多く使われているとされる防衛機制です。

日常的にもよく使われていますので「抑圧」することは悪いこととは思いません。

ただし、抑圧していて忘れていることでもそこに必ず存在していますので、いつか抑圧した感情が出た時、どのように向き合っていくかが難しくもあり、大切なことだとも思います。

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