カウンセリングノート-真のセルフケアとは-

4月から事業を再開するにあたって、やりたいことがいくつかあり、その一つを紹介します。

去年の3月から自分自身が月に1,2回カウンセリングを受けるようになりました。その理由は人と向き合うためには、自分自身と向き合わないとここから先に進めないような気がしたから。

初めは何の話からスタートするか分からなかったので、とりあえず今話したいことを話題にして直近の困り事から始めました。分からないことに対して慌ててしまうのがよくあることや日頃の相談について上手くいかなかったと感じたことなどなど、少しずつ困り事を話していき、そこから
「自分の傾向や癖」
「上手く言ってない時の共通点」
「過去の体験がどのように今に影響しているか」
など、少しずつ自分の内面を掘り下げていきました。カウンセリングを受けている際には常にノートを準備して起き、必要と感じたことや気づきを書き込んでいきました。
それが『カウンセリングノート』と呼ばれる存在となります。

通ってしばらく経った時に、ある怒りを感じる出来事があり、その怒りを受け止めてもらいながらも、怒りのポイントはどこにあるのか、怒りの中には実は不安もあり、不安を感じやすい時は心の中で何が起きているのか、そのようなことを俯瞰するようにもなりました。

一度、年末年始のためにしばらく空くことが決まった時に、ノートを見返しておいてねと言われるも、その気が起きなくてしばらく放置してました。しかしある時にある仕事でトラブルが起きてしまい、自分の心がしんどさを感じた時に、ノートの存在を思い出したのと同時に、「見るのなら今だ」と読み返しました。
読みながら振り返ってみると、その時のトラブルの中で起きた自分の傾向や心の中で起きていたことを改めて見返すことになり、少し落ち着きました。
自分が前にも言っていたことがまた起きていたな、と反省したり、このトラブルの中の特にこの部分が怒りや不安を感じていたんだな。と俯瞰して

「訳も分からず苦しかったことが少し理由が分かって楽になった」

という経験をしました。

この時の経験から、真のセルフケアとはこのことではないかと思いました。よくセルフケアはいかにストレス発散をするかをあげられることが多いですが、自分の中で出した真のセルフケアとは

「自分自身を再構成する」

だと思います。先ほどのトラブルについて、訳も分からずしんどい思いだけが残った場合はストレス要因しか見れなかったので、ストレスを減らすくらいの選択肢になりがちです。

しかし、カウンセリングノートを使って、過去の自分と今の自分をを照らし合わせて、どのような違いがあったか、あるいは同じような傾向だとしても、その傾向を改めて振り返るというだけでも、前と違った自分がいるという前進になります。知ったからこそ新しく対処を考えようともできるし、そんな自分を受け止め、自分を否定せずに、そんな中よく頑張ったと褒めることもできます。

自分を知ることで、過去と今の自分を比べていき、そして新しい自分を作っていく。それが「自己の再構成」であり、再構成がケアにつながると実感しました。

そして他にも、自分自身の心の俯瞰は、人との向き合い方に役立っています。人と向き合うというのは、相手だけではなく、自分自身の状態とも向き合う必要があると、この時に知識ではなく体感で知りました。
もう一つ相手に対しても少し俯瞰できるようになりました。自分の傾向を知ることで、例えば自分の物事の受け止め方を知りました。そしてそれは人それぞれ違うということを。同じ景色を見ていても、同じ体験をしていても人によって受け止め方や感じ方が違う。一見当たり前のように思えても、無意識のうちに自分だけの受け止め方や感じ方を相手もしていると思うことはよくあります。しかしひとそれぞれ「違う」と理解していると、まずこの人はどのように受け止めているのか、感じているのか、からスタートすることができます。

相手の受け止め方や感じ方に疑問を持つことで、そこからあの人は今、○○で焦っているのかな、この人にとって□□についてのこんな風に受け止めたのかなといった具合に、自分の受け止め方だけでなく、相手がどのように受け止めているのか、相手の世界を少しでも見ようとできます。

自分自身の体験を色々書きましたが
「自分自身を知る」
「自分のセルフケア」
「相手との向き合い方」
などなど、様々な場面で役立つ

あなた自身の『カウンセリングノート』の作成

を手伝いたいというのが一つ、自分がやりたいことです。

ご興味ありましたら、ご連絡お待ちしております。

※とりあえずやりたいことをまず先に走らせているので、詳しいことは未定も多いですが、多くの人に感じてもらえるように、値段は半額で(1時間3300円)を考えております。

他にも相談+SVについてや漫画やアニメの心理学講座の作成など、お伝えさせていただきます。

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