転んで学ぶということ
天才柳沢教授の生活より
僕自身ももちろんそうです。できるだけ失敗しないように考えていますが、それでも失敗はどこかで必ず起きてしまいます。
僕の場合だと
・自分の作った講座が上手くいかなかった
・就職面接を受けても受けても落ちてしまう
・相手のことを思っての助言が、かえって相手を怒らせてしまった。
などなど
数えればきりはありません。
今の世の中、特に失敗が許されない部分が多くあると思います。
できて当たり前。できなければ怒られる。
それが繰り返された先は
失敗をしたくない。
できることをしよう。⇒自分がしていることはできて当たり前。
このような図式ができているように感じます。
このお話は、キャリア相談の中で多くみられる
「自分の長所が分からない」
という所にもつながっていると僕は感じています。
相談の中で他の人から見れば凄いと感じることを伝えても、「それは当たり前です」とはっきり否定される人も少なくありません。
どんなに長所を持っていても、自分が自覚しないと活かし方が難しくなります。こうなってしまうと非常にもったいないとも感じています。
失敗を恐れての行動の繰り返しが返って自分を制限してしまう。
このようなこともありえるのです。
では失敗は全て悪いことなのでしょうか?
最初にお伝えした通り、僕自身も失敗は当然したくありません。
しかし、どうしても失敗した時を振り返ると、そこから新しい発見につながったことも実は多くあったのです。
自分自身の失敗を振り返ると
・自分の作った講座が上手くいかなかった⇒分かりにくい部分が多かったから、次はもっと分かりやすく伝わる講座を作ってみよう。
・就職面接を受けても受けても落ちてしまう⇒落ちた時はこんなにしんどい気持ちなんだ…。就職に落ちた人はこれくらい辛い気持ちを持っていたことが分かった。
・相手のことを思っての助言が、かえって相手を怒らせてしまった。⇒助言が必ず相手のためになるとは限らない。相手を信じて待つことも必要なんだ
このような失敗からの新たな発見を自分自身は振り返ることとなりました。
失敗して転んだ先。それが新たな発見。
そしてそれを繰り返し、人は前に進むことができるかもしれません。
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