モラル・ライセンシング

今日は、いつもお世話になっている先生のところでワークショップを受けてきました。

その中で、特に印象に残ったことを書かせていただきます。

「意志と衝動」

今回のワークショップのテーマは

自己というマニュアルをつくることです。

何かを成し遂げようとしていても、それが上手くいかなくて自己嫌悪に落ちてしまう。

そんな状況、誰もが経験されたかと思います。

ダイエット、勉強、運動など、例を挙げればきりがありません。

人はやろうという「意志」があるのに、その意志を邪魔する「衝動」に駆られてしまいます。

そこには色んな要因がありますが、その一例が「モラル・ライセンシング」です。

モラル・ライセンシングとは

簡単に言えば、何か良いことをした後に少々悪いことをしてもよいと思う事です。

例えば、運動した（体に良いこと）後でお菓子や甘いものなどを食べたくなったり（悪いこと）

勉強をしたから、その後は少しくらいさぼってもいいと感じることなどがあげられます。

他にももっとタチが悪いのは「良いことをしたように感じて、少々悪いことをしてもいいと思ってしまう事」もあります。

これは実際にあったお話ですが、

あるファーストフード店でサラダを挟んだハンバーガーを発売して店頭に並んだところ

何故か、高カロリーなハンバーガーがいつも以上に売れ行きが良かったことが起きました。

これには理由があり、サラダの挟んだハンバーガーを見た時に、自分は体に良いものを摂取したと感じて、普段より高カロリーなものを食べてもいいと思ってしまい、このようなことが起きました。

人はこのように良いことをしようとする「意志」より、悪いことをしてもいいという「衝動」が勝ちやすい傾向があります。

そんな時、どうすればいいか、そこにはちょっとした考え方があればいいのです。

それは「どのように頑張ったか」「どのように達成したか」など意志の中身を問う事です。

私は頑張っただけでは、衝動がやってきますが、頑張った内容などを自分で問うと変わってきます。

例えば、運動を頑張った時、「今日はいつもより多めに歩けたな。調子が良かったし、天気も良かったから上手くいったんだな」など

達成したこと、頑張れたことを頑張った直後に少し自分の中で考えてみましょう。

それだけでも「衝動」が減っていくことは実際に研究で出ています。

よかったら、実践してみてください。

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