事例1:子どものスマホ問題
コミュニケーションルートの活用
100人無料相談を初めて、おかげさまで相談人数が30人を超えました。
今回はその中で、相談者、Aさんの許可を得まして、
相談の内容と、その中でのアプローチについてご説明させていただきます。
Aさんののお子様は来年から中学生。
その際に悩まれているのは、「スマホを持たせるかどうか」でした。
Aさんの奥さんは子どものスマホでのトラブルなどをよくご存じなので、持たせることにはどちらかというと反対です。
しかし子ども達は「○○さんが持っているから」と
せがんできて、スマホの所持を要求するのは目に見えています。
なら
実際に、中学生のスマホの所持率は約7割でコミュニケーションのツールとしても使われています。
果たして、持たせていいのかどうか悩んでいるAさんに一言
「携帯ショップの人に相談するのはどうですか?」
Aさんは一瞬驚かれましたが、こちらはさらに理由を述べます。
「おそらく、スマホの危険性などの正論をお子さんに伝えても、素直に聞いてくれるのは難しいかと思います。」
「それに奥様がスマホのトラブルに敏感なのは当然ですし、お子さんが所持したいののまた当然かと思います」
このようにここで、どちらの言い分も間違っていないことを伝えます。
これを「ノーマライズ」といって、そう思うのは普通である。だからどちらが正しい、間違いではないというメッセージを込めて伝えています。
こうすることで、Aさんにとって、どちらかの味方にならないといけないといった、状況から抜け出せます。
そして、続いて
「携帯ショップの方なら、スマホのトラブルなどに詳しいでしょうし、その対処法をスマホの機能の点でも教えてくれると思います。それに両親からより、携帯ショップの方から危険性を伝えてもらった方が、納得しやすいのではないでしょうか?」
これは「コミュニケーションルートを使ったやりとり」です。
誰しも経験があると思いますが、同じことを言われても、
この人から言われても納得できない。
この人から言われたなら確かにそうだ。
など言っている人によって受け止め方が違ったりすることがあります。
このように同じコミュニケーション(伝え方)でも、言っている人(ルート)によって違うことをコミュニケーションルートと言います。
これは、どのように伝えればわかってもらえるかという、言っていることにこだわるより、誰が伝えるかを意識することで、受け止め方が変わる可能性があるという事が考えられます。
今回のケースだと
(両親)からスマホの危険性を伝える→納得できない
から
(携帯ショップの方)からスマホの危険性を伝えてもらう→第三者の視点や機能についてなども含めてなので、納得しやすい
ということが考えられたので提案しました。
最後に「買うのが前提ですか?」
と聞かれましたの
「心配でしたら、買うかどうかも含めて、まずお子さんをいれずに事前に携帯ショップの方に(子どもにスマホを持たせるか悩んでいる)と相談してみて、納得できるか考えてみるのはいかがですか?」
と伝え、Aさんは納得されたので終了しました。
このように、伝える人が違うだけでも、状況が変わることは実際の話で多々あります。
もし、どう伝えればわかってもらえるかと言った悩みがあった時などは、誰かほかに人に伝えてもらうとどうなるだろうと考えてみるのもひとつかと思います。
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