違う存在になって考えてみる(イヌバラ法)
あたしンちより
今回は、タチバナ家の長男ユズヒコが、自宅のテレビの気持ちについてを想像して代弁しているお話です。
「私はテレビです。タチバナ家のテレビです」から始まり、テレビから見たタチバナ家を話します。
その中には、「私は物置ではありません」「こき使われます」「遊ばないでください」など様々な気持ちをユズヒコが話します。
そこからタチバナ家の日常が垣間見れるのですが、実はこれはユズヒコ自身が感じているタチバナ家という可能性もありえます。
テレビの立場を考えながら、ユズヒコの気持ちが現れ、テレビとして代弁する。こんな風にも考えられます。
実はこのように、自分以外のモノになって想像してみて、そのモノの気持ちや悩みなどを話すやり方を
「イヌバラ法」と言います
僕自身もしたことがあるのですが、なかなか面白い発見ができます。
僕の場合だと自分の携帯電話になって想像した時、
「容量がいっぱいに近いから少し減らしてほしい」
「電池が無くなりやすいからもう少し休ませて」
などが出てきたのですが、その振り返りの時に
「勉強等で頭がいっぱいだったこと」
「いろいろ忙しくて休む暇がなかったこと」
などの気づきとなりました。
これは二人一組になって、一人は話し手、一人は聞き手となってする方法です。
聞き手はとにかくあいづちなどをして、話をすることに徹していただければ大丈夫なので、もし機会があれば一度やってみてください。誰かとやるのは難しいのでしたら、今回のユズヒコみたいに一人で想像しながら考えてみるのも一つです。
新しい発見につながるかもしれませんよ。
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