事例5:マンガを使ったアプローチ(大学生)
100人無料相談が終わった後も、続けている無料相談ですが、その中で初めて姉妹でのご相談が来られました。
お姉さんから連絡があり、妹の就職活動について相談したいとのことだったで相談を受けますが、実は大学生はこの無料相談の中では初めてでした。
その中での話やアプローチが印象的に残りましたので、ご本人に許可を頂き事例として紹介させていただきます。
大学3年生のEさんは今就職活動の真っ最中で公務員を志望されていますが、友人などがインターンシップなどに参加されているのを見てこのままで大丈夫かなと心配とのことでした。
はじめは状況などをお聞きしながら、Eさんの強みややりたいことなどをお聞きするのですが、就職についての情報提供はできても、なかなか自分の事ややりたいことなどはイメージが難しそうでした。
そこで、少しアプローチを変えてみてあるマンガについて話します。
「あるマンガで、寿命を売るという話があり、その話の中では売れる寿命の価値はそれぞれ違うんです。その寿命の価値とは
今後の人生で
①どれだけ自分が幸せだと感じたか(幸福度)
②自分の夢ややりたいことが実現できたか(実現度)
③社会にどれだけ貢献することができたか(貢献度)
を伝え、そして続いて
「なのでやりがいとか聞かれても、正直難しいですよね。
そこで幸せについて聞きたいのですが、将来どうなったら幸せと感じますか?」
と聞いたところ
20代後半までに家族や子どもと一緒に過ごしたい
と話されました。
それはとても大切なことだと褒めながら、
「そうなるためにはどんな職場につきたいですか」と話すと
育休や産休を経てもまた会社復帰できるようになれる職場
と話されたので、そういう条件から探すのもまた大事なことですよねと伝えると納得されました・
次に
「やりたいこと、夢や実現したいことは?」と尋ねると
おいしいものをたべたい、我慢はしたくないし子どもにも我慢はさせたくないと
話されたので、
「それは本当に大事ですよね。僕も金が無い時うどんばかり食べてました」と話しながら
「そのためにはお金が必要ですよね。どれくらいあれば我慢しなくてもいいか、収入の事もしっかり調べるのも大事だと思います」
と話し、これまた納得されました。
最後は社会の貢献ですが、これはご本人は難しそうだったので
先にお姉さんに
「社会に出られて、貢献されたことや会社や職場とこんな風に関わりたいとかありますか?」と尋ねると
リーダーなどはあまりやりたくない、働きやすい環境づくりや潤滑油といった仕事をしてるとすごくやりがいを感じる
とのことでした。
そのお話を今度はEさんに感想を聞いてみると
自分はちょっと違う。
グループワークでも色んな役職があるが
絶対に嫌なモノはない。
「ただ、誰が何をするのでもたつく時間が嫌!」と
はっきり話されました。
今までとは違ったトーンでしたのでそこを詳しく聞いてみて
一緒に考えていくとEさんから
「自分の目的が見えてこうしたいって思ったら、かっといくタイプだ。目的があれば手段は選ばない」
このことからEさんは目的が決まったら力強く進んでいくことが強みと感じ、そのまま伝えるととてもうなずいていました。
最後に、「じゃあ今からはその強みを生かすために目標を見つける目標を探しましょうか。」
と伝え終了しました。
キャリアコンサルティングの勉強などでは相手の強みやこれまでの棚卸などを聞く型などが多いと思いますし、実際に通じることもあります。
しかし、全部が全部そのとおりではないですし、それが通じないからと言って相手がダメと決めてしまっては何も意味がありません。
今回は
あなたにとって幸せとは何かといった
日常ではありそうでない問いかけをマンガのメタファーを使って質問する事がアプローチとして入りやすかったかと思います。
今回使わせていただいたマンガは
「寿命を買い取ってもらった。1年につき1万円で」です。
全3巻ですのでご興味ありましたら、一度読んでいただきたいと思っております。
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無料相談もおかげさまで当初の予定の100人を達成しました。
しかし、スタートして約1年となりますので、8月7日の1年間継続して行いますので
引き続きご相談をお待ちしております。
メニューを増やし、マンガから心理について学ぶ講座をマンツーマンでしています。
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