不思議な体験(1)

ことの発端は些細なことで
ある日ふとDVDプレーヤーで撮りだめていた、あるコント番組が目に移り、再生するとその中で座敷わらわらしという話が出てきた。
その話を見た時に、以前から一度は座敷わらしさんに会ってみたいとは思っていたのだが、せっかくなので今年の誕生日に会いに行ってみようという考えが浮かび、行動に移すこととなる。

調べてみると、座敷わらしさん由来の宿は日本各地にありTVなどで紹介された宿の部屋は当然ながら取れずにいた。そんな中である宿を見つけてそこに予約しようとするが、交通手段などを調べると思いのほか大変だったことや交通費が高いことに気づく。
そこで交通手段から考えて宿を探してみると、岩手県の金田一温泉にある仙養館という場所が見つかり、飛行機で移動すると最初に泊まろうとした宿よりも交通費が安いことが分かってそちらに泊まることを決意した。一番有名な部屋は予約できなかったものの、座敷わらしさんが良く遊びに来るという部屋はとれたのでその時は良しとした。

それが泊まる一か月前になるのだが、予約してからの1か月は不思議なことが起こるようになる。
まずは予約した日から、なぜかお香のような匂いや薬のような匂いが突然ふとするようになる。
調べてみるとお香の匂いがするのは幸運が訪れる前兆と言われているが、自分ではまだ実感はわかなかった。

その後、座敷わらしさんに会いに旅行に行く話を何名かに話すとアドバイスをもらうことになる。

・素直な気持ちで行くことが大事(やましい気持ちがあるとダメ)
・おもちゃをたくさん持っていくといい。女の子がいるなら化粧品があると喜ばれる
・座敷わらしさんは一度つながると自分の家に来てくれることもある
など

3番目の話をされた時、自分の部屋が散らかって汚かったので「あの部屋に来てもらうのはさすがに申し訳ないですね」と話していたら、数日後、インターネットの契約していた会社から電話がかかってくる。使っていたルーターが新しいのに変わるので変更手続きのために自宅にお邪魔したいと言われた。いきなりだったので旅行が終わってから頼もうと金曜日なら空いてますと伝えると、旅行の1週間前の金曜日に来ますと気づいたら決まっていた。さすがに人が来るのはやばいと思い、その週の火曜日が1日空いていたため、1ルームの部屋を急いで片づける。結局部屋だけでなく、トイレ、キッチン、お風呂も掃除をして見違えるようになった。(ただしロフトだけは物置化になったため、まだ散らかっているが)

部屋の片づけが終わってから次に不思議なことが起きたのは、よく行く一人カラオケの出来事。いつも通りのレパートリーを歌っていると突然テレビ画面がバチっと消えて、すぐにつくという現象が何度も起きるようになる。しかも起きる歌と起きない歌に分かれていた。
座敷わらしさんと歌を一緒に歌おうと思っていたので、少し子供向けの歌の練習(Foorinのパプリカ)もしていたがその時は何も起きなかった。
これはのちに理由が分かる。

そしていよいよ、旅行当日に不思議な夢を見る。宿に到着するとデジャブのように以前にも来たような感覚があった。そして座敷わらしさんに会えるかなと思っていたら、ふと背中が重くなり、気づいたら赤ちゃんを背負っていて自分があやしているという夢だった。手元にはバームクーヘンがあり、それを食べさせようとしたが堅くて食べれなそうだったという所で夢から覚める。

夢は鮮明に覚えており、いつも朝にある人のLIVE配信を見ているのだが、そこでその話をすると「絶対に会えるよ」と言われてなんとなくそんな気がしていた。堅い食べ物も印象的だったので、空港でプリンを買っていざ岩手に出発する。

まずは青森の三沢空港に到着後、バス、電車で乗り継ぐ。途中で1時間待ちとなるのがざらだったが、中には「待ってる間寒いから、一度改札口を出て待合室で待ってていいよ」と気遣ってくれる駅員さんもいて、とても助かった。
そして金田一温泉駅に到着後、幸い雨が小雨だったので宿から迎えが来てくれた。(事前に雪の場合は来れないことを伝えられていた)

そしていよいよ念願の到着。女将さんが温かく迎えてくれる。
続きます。

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