不思議な体験(3)

次の日の朝。宿の人が朝食を持ってこられた際に、どうでしたかと聞かれたので、風船などが動いたことを伝えると、「確かにそうですね」と今、目の前で動いているのが見えていた。

朝の朝食を食べながら、いつものようにLIVE配信を見ていると、配信者の声に反応したかの如く、突然紙風船が動く場面があった。そのことを配信者に伝えるととても驚いていたと同時に座敷わらしさんが聞いてくれていると嬉しがっていた。

この日は丸一日空いていたので、せっかくだから周辺を観光することにした。特に神社などに興味があったので、座敷わらしさんを祀っている亀麿神社や、温泉神社などを回ったり、観光案内所に名所を聞きながら、いろんな場所を巡ることにした。11月までならサイクル貸し出しがあったのだが、ちょうど終わってしまったため、散歩がてらいくつかの神社や寺を回った。歩いた距離を測ってみるとなんとその日は10㎞を超えていた。

帰ってきたら女将さんが迎えてくれて、散歩してきたことを話すとお風呂に入ることができますよと入浴を勧めてくれた。まだ14時過ぎだったが、せっかくなので早い入浴をすることにした。

ここで書き忘れていたが、前回に書いた匂いについての謎が二つ解けることになる。

一つは薬のような匂いについて、朝に出ていた卵焼きからその匂いを感じた。卵焼きを食べた瞬間、薬のような匂いを食べたような感覚だった(匂いを食べるという表現はおかしいかもしれないが、感覚としてはこの表現となる)味としてはとても美味しかった。
もう一つのお香のような匂いは脱衣所に入ってすぐに分かった。全く同じ匂いが脱衣所の中でしていたのだった。
この二つの匂いはやはり、今回の宿とも関係しているのではないかと勝手に解釈した。

そしてもう一つ不思議なことが起きたのは、まだ昼で明るかったので電気をつけなくても問題なかった。なので電気をつけるということ自体を忘れていたが、入浴所に入っていると突然脱衣所の電気がついた。そこで初めて、入浴所の電気もつけるとよかったと気づいた。その時は女将さんが気を使って脱衣所の電気をつけてくれたのかなと思っていたが、電気についてはのちにまた不思議なことが起こる。

続きます。

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